- 会長ブログ かぶと塚から③
- 届け!応援をする熱い心!
- NPO法人磐田市スポーツ協会 会長 髙橋一良
- 2023/09/05
今年の夏は本当に暑かった。35度以上が当たり前となり、北海道など本来なら避暑地となる地域も同様の酷暑となってしまった。日本だけでなく世界中が温暖化の影響で異常気象だ。そんな中だが、スポーツステージはコロナ5類となり各種大会が復活、熱いスポーツの季節となった。「いわたスポーツファミリー」からも大活躍の朗報、残念ながら敗退、次回への雪辱の思いなどが届く。また、磐田市スポーツ協会が主催や共催する大会も炎天下の磐田を舞台に実施された。
7月の末には「2023磐田U-12国際サッカー大会」が磐田スポーツ交流の郷ゆめりあ球技場などを会場にタイから2チーム韓国から1チームの海外チームと国内チーム8チームを迎え、地元ジュビロ磐田U-12を加え12チームで開催された。優勝はタイのムアントン、準優勝は初出場・東京選抜、3位に静岡県トレセンの結果となったが、関係者はもちろん多くのサッカーファンも会場に駆けつけてくれ12歳以下の未来のスーパースターに熱い声援を送った。技術の向上、切磋琢磨はもちろん国際交流と友情を育むことができた。
8月には、スポーツ協会主催の「第19回磐田市長杯車いすツインバスケットボール大会」がアミューズ豊田を会場に開催された。関東選抜、東海選抜、岐阜エクスプレス、静岡バリアーズの4チームが出場、東海選抜が優勝した。コロナで中断する前は全国から8チーム参加する大会だったが、今回は東海、関東に限って招待し小規模で4年ぶり再開した。いつもながら試合の迫力は凄いものだが、それに加えてハーフタイムの「キッズチア・クローバーズ」の応援は圧巻で選手はもちろん駆け付けた観客に大きな感動を与えてくれた。また、休憩タイムを利用して「インクルーシブ体験会」を実施、車いすを使用してのシュートやスラロームなどを、一般の方、高校生・中学生スタッフボランティア、クローバーズの子供たちが貴重な体験をした。
高校生は北海道開催のインターハイ、中学生は中体連主催の東海大会、愛媛県開催の全国大会などに磐田からも多くのメンバーが出場した。8月に行われた中体連激励会では全国4人東海74人のメンバーが発表され大半が集合、柔道女子竜洋中学の山崎優花さんが代表して決意表明を行い選手の士気を高めた。
女子サッカーで全国優勝を果たした藤枝順心高校には磐田から通学している赤塚花風さんが中心選手として毎試合出場、勝利へ貴重な働きをした。これから冬の選手権が始まるが、連覇に向けていっそうの活躍を祈り市民揚げて応援をしましょう。
中学生の硬式野球ボーイズリーグの世界大会に中日本チームの一員に選出されたのは、磐田第一中学の森本健太君だった。今年は愛知県が会場で地元として優勝は至上命題だったが、見事に世界一の栄冠に輝いた。2試合に投手として中継ぎで出場失点ゼロ、また打者としては4打数2安打の成績で優勝に貢献した。
また、竜洋ボクシングクラブ所属の福田中学3年鈴木楓選手が、「第10回全日本UJボクシング王座決定戦」中学生68キロ級で優勝を果たし日本チャンピオンとなった。
小学生では、富士見小の田畑遥都(6年)田畑拓瑞(5年)兄弟が「JOCジュニアオリンピックカップ/2023全国ユース選抜マウンテンバイク大会」に出場、見事兄弟そろって準優勝銀メダルを獲得した。
さらに自転車競技では「全国高等学校定時制通信制体育大会、第58回自転車競技大会」で城山中学出身星槎国際高校3年の宮本幸亜さんが500mタイムトライアルで全国女子1位となった。
このように次から次へと「いわたスポーツファミリー」の活躍が届いた。そしてこの素晴らしい結果の陰には本人の努力とともに周囲のみなさんの応援と協力があった。指導者、家族、地域の方々、学校の先生、友人たち、またライバルたち、みんなの応援の心が選手たちに伝わり勇気を与えている。
また残念ながら結果が出なかった選手にも同じように応援の心は伝わっている。人が人へ「がんばれー」と応援する気持ちが共感と感動を呼ぶ。車いすの選手を、声を張り上げ全身を使って応援する「キッズチア・クローバーズ」の躍動する可愛い姿を思い浮かべ、スポーツの良さはここにあると、改めてこの暑い夏の「かぶと塚」で思いを深くした。
ジュビロ磐田のJ1昇格、伊藤美誠選手のパリ五輪出場はいよいよ勝負所だ!
さあ、みんなで磐田から応援の声をあげましょう! 「頑張れジュビロ!」「頑張れ美誠!」
2023磐田U-12国際サッカー大会
第19回磐田市長杯車いすツインバスケットボール大会
インクルーシブ体験