会長ブログ かぶと塚から

  • 会長ブログ かぶと塚から② 
  • 災害に負けない磐田でありたい! 
  • NPO法人磐田市スポーツ協会 会長 髙橋一良
  • 2023/06/12

 令和5年度の事業がスタートして2ケ月が過ぎました。新型コロナも2類から5類となり、私たちの生活は様々な面でコロナ以前に戻りつつあります。スポーツの場面でもサッカーやプロ野球観戦などで「声出し応援」が解禁されスタジアムに熱気が復活しています。そして何よりも各競技団体の大会や会議などが、感染対策を継続しつつも開催されるようになりました。スポーツ協会会長としては大会開会式や団体の総会にご招待を受け出席する回数も増えてきました。また、それに伴う飲食を含む懇親会も実施され、人と人の交流がマスクを外しフェーストゥフェースの笑顔でできるようになりました。
 ところが、6月2日に予定していた令和5年度磐田市スポーツ協会通常総会は前日からの台風2号と線状降水帯の大雨により残念ながら実施できなくなりました。磐田市では敷地川の仮堤防決壊のため、昨秋に続き大きな被害を受ける事態となり、おひとりの命も奪われる残念なことになってしまいました。ご冥福を祈るとともに被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 スポーツ協会が管理する施設にも被害がありました。天竜川河川敷のグランドが濁流に飲み込まれ、ソフトボール場の土が流されました。城山球場の樹木が一本倒木。その他には大きな被害はなかったですが、協会の職員は安全管理のために全施設を点検しながら、折れ枝や飛ばされたゴミなどを確保する作業に追われました。
 気候変動と地球環境の変化により自然災害はいつどこで起こるかわからないといわれていますが、人々の命と生活の安全安寧を期すために想定できる危険は最大限の努力で排除しなければなりません。
 本年度の事業方針や会長としての思いをスポーツ協会の社員の皆様に伝える大事な機会は失われましたが、このような災害やアクシデントは組織の運営の上でも必ずおこるものと覚悟し、その他の様々な機会やホームページ、「スポーツいわた」の紙面などを駆使し、透明性のある開かれた協会運営をしてまいります。
 また、スポーツの発展に貢献のあった方、全国大会など活躍した選手などを顕彰する「体育章」の表彰式も中止となりましたが、別掲記事の通りの方々に贈られましたので報告するとともに、受章された皆様に祝意と感謝、激励を伝えたいと思います。
 さて、いよいよ第26回ジュビロ磐田メモリアルマラソンの参加選手募集が始まりました。 その参加賞は5部門選択制となり、ひとつは台風2号で被害にあわれた皆様への義援金として市を通じてドネーションされる「寄付」が設けられました。全国から多くの皆様の参加をお待ちしております。
 災害に負けない磐田市でありたいし、スポーツのチカラで明るく元気なふるさとを創っていきましょう!よろしくお願いします。